かつて柏レイソル、アビスパ福岡に在籍していた日本代表GK中村航輔は現在、ポルトガル2部ポルティモネンセに所属。福岡を2024シーズン限りで退団したブラジル人DFドウグラス・グローリとチームメイトになる可能性が高い一方、正守護神を巡るポジション争いが激しくなりそうだ。
現在29歳の中村は、2021年1月に柏からポルティモネンセへ移籍。2022/23シーズンから正守護神として活躍も、2023年9月の国際親善試合トルコ戦での負傷により、2023/24シーズンはポルトガル1部リーグ戦で20試合のスタメン出場に。チームも入れ替え戦で敗れ、2部降格という結果に終わった。
2024/25シーズンは8月下旬の監督交代により、9月1日の第4節マリティモ戦から3試合つづけてスタメン出場の中村。しかし、第6節FCペナフィエル戦で途中交代すると、その後は公式戦ほぼ全試合でベンチ外だ。
現時点で移籍の可能性は報じられていないが、ポルティモネンセは1月16日にブラジル1部ECヴィトーリアからGKマイコン・クレイトンを獲得。26歳の同選手は直近2,3シーズンにわたり公式戦での出場機会がほとんどないが、ポルトガルメディア『zerozero』は「彼はナカムラ、ヴィニシウス・シルベストレ、ブルーノ・ギマランイスらとポジションを争う」と報道。ブラジル人GKの加入により、中村が序列を下げる可能性は排除できないとみられる。
なおポルティモネンセはポルトガル2部リーグ第18節終了時点で12位と苦戦。チーム状況が悪化の一途をたどるなか、中村も異国の地で困難に向き合っているようだ。