マッシミリアーノ・アッレグリ 写真:Getty Images

 今2024/25シーズン不調が続いているプレミアリーグのトッテナム・ホットスパー。リーグでの直近9試合は1勝のみ、第22節終了時点で15位に低迷し、降格圏との差は8ポイントに縮まった。1月19日のエバートン戦は2-3で敗北し、アンジェ・ポステコグルー監督への信頼が揺らいでいる。

 そんな状況の中、イタリアのスポーツ紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は、トッテナムはセリエAのユべントスで過去に指揮を執っていたマッシミリアーノ・アッレグリ監督(2014-2019、2021-2024)と非公式な交渉を行ったと報じた。

 セリエAで複数のタイトルを獲得し、その卓越した戦術眼で知られるアッレグリ監督は、トッテナムの立て直しを期待される有力候補と目されている。現時点で正式なオファーは提示されていないようだが、2024年11月にはトッテナムのスタジアムで行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ローマ戦(2-2)を観戦していたことも報じられており、動向に注目が集まっている。

 また、UKメディア『EPLインデックス』は、ポステコグルー監督の戦術ミスやチーム全体の士気低下を指摘し、特にエバートン戦での敗北がファンの不満を一層強めたと分析している。一方で、アッレグリ監督招聘の可能性については期待と不安が入り混じるとコメントし、頻繁な監督交代による不安定さが、クラブの成長を妨げているとの見解を示した。

 トッテナムの経営陣は、ポステコグルー監督を引き続き支持するのか、それとも新監督での巻き返しを図るのか、不安定なチーム事情を打破するために早急な決断を迫られているのかもしれない。