ルーカス・ポドルスキ 写真:Getty Images

 かつてヴィッセル神戸に在籍していた元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは現在、ポーランド1部グールニク・ザブジェでMF古川陽介(ジュビロ磐田から期限付き移籍中)とともにプレー。神戸とザブジェのパートナーシップ契約締結に貢献したほか、日本人選手のザブジェ移籍交渉にあたっている可能性も報じられる一方、再び親善試合での行為が問題視されている。

 同選手はポーランド1部リーグ中断期間の1月上旬、インドアサッカー大会『SPODEK SUPER CUP』に参戦。3部所属クラブとの一戦で、足裏を見せるスライディングタックルで相手選手を倒し、イエローカードを貰ったが、これについて現地メディア『Weszlo』は「ポドルスキはファウル直後、相手選手に下品な言葉を浴びせた」「相手選手の選手生命が終わる、もしくは数か月間にわたりプレーできなくなってもおかしくない」などと非難している。

 これにくわえて、18日に行われたFK IMTベオグラードとの練習試合では、3-2とリードで迎えた78分に自陣で相手選手を倒し、主審から2枚目のイエローカードを提示。退場処分を受けた直後、ピッチに倒れている相手選手の方向に向かってボールを投げた。

 このポドルスキの振る舞いを受けて、ポーランドメディア『meczyki』は試合後に「彼はファウルした後、相手の顔に向かってボールを投げた。非難すべき行為であるが、イエローカードが提示されただけで終わった」と批判している。

 ポーランドで度々批判にさらされているポドルスキだが、今も日本サッカー界との繋がりが深いことは確かだ。

 同選手は2024年12月に来日し、ザブジェの一員として神戸とのパートナーシップ契約締結式に出席。これに関連して、ポーランドメディア『Przeglod Sportowy』は1月10日に「ポドルスキはすでに編成面で非公式の活動を続けている」とした上で、「彼は最近、とある日本人選手とザブジェ移籍の可能性について話し合っている。神戸とパートナーシップ契約を締結したが、この方面からザブジェに引き抜く可能性について議論した。このパートナーシップ契約内容には両クラブ所属選手の移籍が盛り込まれている」と伝えている。