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ヴェルスパ大分所属FW金崎夢生は、鹿島アントラーズ在籍時の2016年にヴァヒド・ハリルホジッチ監督体制の日本代表から追放されたことで話題に。本人が代表への思いを振り返っている。
同選手は2009年1月20日のAFCアジアカップ予選イエメン戦でA代表デビューも、その後はしばらく代表に招集されず。2015年11月に5年ぶりとなる代表復帰を果たしたが、ハリルホジッチ監督は2016年8月20日の湘南ベルマーレ戦で途中交代した際の態度を問題視。ベンチで石井正忠監督との握手を拒否したほか、指揮官に激昂するなど反抗的な態度をとったが、これについて日本代表監督は「彼の態度は受け入れがたい」「A代表の基準に達していない」などと批判し、代表チームから追放。2017年12月のE-1選手権で代表復帰を果たしたが、選手本人は複雑な感情を抱いていたという。
金崎は元Jリーガー那須大亮氏との対談で、日本代表招集の過去に言及。対談の様子は1月19日に那須氏のYouTubeチャンネルで公開されているが、同選手は「日本代表へのこだわりはあるか」という質問に、こう答えている。
「当時の招集のされ方とか、状況も色々あったと思うが、代表を自分のチームとは思えなかった。大分トリニータで一緒にプレーしていた選手が同じタイミングで代表に選ばれたりしたときは、(自分のチームと)思えた時期もあった。『このチームで他の国と戦えたら、楽しいな』みたいな。でもその時に日本代表とか別に思っていない」
「自分の性格的に、『絶対代表に選ばれたい』『代表でアピールして、行きたいんだ』というような、そこまで高いモチベーションは出なかった」
かつて大分でチームメイトだったMF清武弘嗣(現大分)らと一緒に代表のユニフォームに袖を通していた金崎。代表チームそのものへの拘りが強くなかっただけに、ファン・サポーターから様々な声が挙がりそうだ。