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日本代表DF町田浩樹には、ベルギー1部ユニオンSG退団の可能性が浮上。トルコ1部フェネルバフチェからの関心が取りざたされるなか、ベルギー国内メディアが同選手の去就に関する現状を伝えている。
以前からステップアップ移籍が期待されている町田だが、2024年夏はアーセナル所属DF冨安健洋の古巣であるボローニャ、MF鎌田大地擁するクリスタル・パレス、ノッティンガム・フォレストからの関心が報じられたものの、ユニオンSG残留に落ち着いていた。
ただ、2024/25シーズンもリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場と、主力センターバックとして活躍しているだけに、他クラブからの関心は絶えず。トルコ紙『Takvim』は1月15日に「フェネルバフチェが日本人センターバックの獲得に動いている.」と伝えたほか、同選手とユニオンSGの契約期間が2026年6月までであることにも触れていた。
一方、ユニオンSGのセバスチャン・ポコニョーリ監督は19日、ベルギー紙『La Dernière Heure』のインタビューに応じた際、現有戦力についてこう語ったという。
「私はクラブ経営陣に全幅の信頼を置いている。新しい選手が入ってきたら、彼らを歓迎し、トレーニングしなければならない。シーズン当初、私はここにやって来た選手たちが確かな潜在能力を持っていることを理解した。我々は時間をかけ、今は忍耐の成果を得ている」
また同紙は町田の去就について、「彼はユニオンSG退団候補だ。移籍先を見つけるかどうか、現時点でまだ分からない」とリポート。トルコの移籍ウィンドウは2月11日まで開いているが、残留の可能性もあるという。
なおユニオンSGは2023年夏、町田の完全移籍移行により、鹿島アントラーズへ移籍金100万ユーロ(当時約1億4000万円)を支払っているが、ベルギーメディア『Voetbal』は「移籍金は少なくとも(ユニオンSG完全移籍時の)2倍にはなるはずだ」と伝えている。