アンデルソン・ロペス 写真:Getty Images

 2024シーズンのJ1得点王であるブラジル人FWアンデルソン・ロペスは、横浜F・マリノスと契約更新。1月17日以降、MF本田圭佑の古巣であるブラジル1部ボタフォゴFRへ移籍が取りざたされているが、移籍交渉破談で残留の可能性もあるという。

 2024年12月27日に横浜FMから契約更新の公式発表があったロペス。エージェント会社『Promanager』が28日に公式インスタグラムにて2027年までの3年契約を結んだことを明かしたこともあり、残留は既定路線とみられていた。

 しかしブラジル人ジャーナリストのヴェネ・カサグランデ氏は17日、ボタフォゴ移籍の可能性を伝えるとともに、「横浜FMとロペスの契約には以前、500万ドル(約8億8000万円)の契約解除条項が盛り込まれていたが、現在は契約更新により解除条項は設定されていない」と契約内容の一部を報道。「すでにボタフォゴのオファーを受け入れている」と個人合意を伝えた。

 またブラジルメディア『ge』は17日、クラブ間交渉の行方について「ボタフォゴが2度目のオファー提示。現在クラブ間交渉が進んでいる」と報じていたが、19日になって「ボタフォゴにとって、横浜FMとの交渉は難しい」などと、破談の可能性に含みを持たせている。

 そして交渉が難航している背景について、「横浜FMはロペスと2027年6月まで契約延長。これが横浜FMに有利に働く」と指摘。「ロペスはボタフォゴからのオファーを自身のキャリアの中で重要な挑戦と考えており、興奮している」と選手サイドの意向もあわせて伝えたが、現時点では実現の可能性が低いという。