ドウグラス・グローリ 写真:Getty Images

 ブラジル人DFドウグラス・グローリは、契約満了によりアビスパ福岡を2024シーズン限りで退団。Jリーグでのプレー続行を望む声が挙がっていたが、ポルトガル2部ポルティモネンセで元福岡所属の日本代表GK中村航輔とチームメイトになる見込みだ。

 現在35歳のグローリは、下部組織時代も含めて2011年までシャペコエンセでプレー。その後はグレミオ、クルゼイロなどブラジル国内の複数クラブやポルトガル2部マリティモを経て、2020年に福岡へ。来日1年目にJ2リーグ28試合の出場でJ1昇格に貢献すると、2021シーズン以降はJ1通算108試合の出場で3ゴールを挙げていた。

 同選手の去就を巡っては、ブラジルメディア『Di Regional』が2024年12月21日、古巣シャペコエンセの幹部が「彼とまた一緒に仕事したい」と語りつつも、再獲得の可能性を否定。以降はJリーグクラブ移籍の可能性も含めて、音沙汰がなかった。

 しかし、ポルトガルメディア『フラッシュスコア』が18日に「彼はポルティモネンセへ移籍することになる」と報じると、『O JOGO』は「彼は18日のリーグ戦をベンチで観戦していた。正式契約の前にメディカルチェックを受ける予定だ」と報道。日本サッカーとも縁のあるクラブと契約間近だという。

 ポルティモネンセにはGK権田修一(無所属)、MF中島翔哉(現浦和レッズ)など、過去に多くの日本人選手が在籍。2023/24シーズンに2部へ降格しており、2024/25シーズンも第18節終了時点で12位と苦戦。かつて同クラブの正守護神だった中村は、ここまでリーグ戦3試合の出場にとどまっている。