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ガンバ大阪は1月12日、ブラジル人MFダワンが海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱したと公式発表。中国1部・北京国安への移籍は決定的な状況だという。
同選手の去就を巡っては、中国メディア『新浪』が12日に「ダワンに中国1部リーグの複数クラブが興味も、すでに複数クラブが同選手の獲得を断念」と報道。移籍金200万ドル(約3億1500万円)、税引き後の年俸が100万ドル(約1億5700万円)と伝えたほか、高額年俸の支払い可能なクラブに上海海港、北京国安、浙江、雲南玉昆などを挙げていた。
山東泰山へ加入する可能性も取りざたされていたが、中国サッカーの情報を専門に扱う『ホットポット・フットボール』は19日に「ダワンは北京国安のプレシーズントレーニングキャンプが行われている海口に到着。20日からチームに合流する予定だ」とリポート。近日中にも公式発表が行われる見込みだという。
ダワンは2022年1月、ブラジルのSCサンタ・リタからG大阪へ期限付き移籍。完全移籍移行1年目の2023シーズンにJ1リーグ戦33試合の出場で6ゴールをマーク。2024シーズンもリーグ戦ほぼ全試合でプレーするなど、G大阪の中盤を支えていた。
なお北京国安は2024シーズンの中国1部リーグで4位に。シーズン終了後、一時はピーター・クラモフスキー氏(FC東京前監督)を招へいする可能性が報じられたが、元バルセロナ指揮官のキケ・セティエン氏を迎え入れている。また帰化、中国代表入りが濃厚とみられるブラジル人MFセルジーニョ(元鹿島アントラーズ)も獲得。Jリーグでのプレー経験がある助っ人がチームを引っ張ることになりそうだ。