大山愛笑 写真:Getty Images

 サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)の将来を担う逸材として期待されている若手選手の1人であるMF大山愛笑が、イングランドのウィメンズ・スーパーリーグのマンチェスター・シティ・ウィメンズに加入することが、1月18日に発表された。早稲田大学からの移籍で、契約期間は2027年夏までとなるとのこと。背番号は30とも発表されている。

 大山は2004年9月19日生まれ、東京都大田区出身のミッドフィールダー。東京ヴェルディの下部組織で育ち、2021年にWEリーグの日テレ・東京ヴェルディベレーザでデビューを果たした。その後、早稲田大学ア式蹴球部女子に所属し、国内で経験を積んできた。

 国際舞台でもその才能は際立っており、2022年のFIFA U-20女子ワールドカップでは全6試合に先発出場し、日本の準優勝に貢献した。

 シティ女子のフットボールディレクターであるテレーズ・シェーグラン氏は、「大山は非常に技術的に優れた選手であり、今後の成長が楽しみだ」とコメント。また、同クラブには日本代表のMF長谷川唯、DF清水梨紗、FW藤野あおば、GK山下杏也加らが所属しており、大山がチームへ早く馴染むことが予想される。

 大山自身も「このような名門チームでプレーできることをとても嬉しく思います。できるだけ早くチームに貢献し、皆さんを笑顔にしたいです」と入団会見で意気込みを語っている。20歳という若さでの海外挑戦となるが、その技術と冷静な判断力で新天地での活躍に期待したい。