京都サンガ出身の元日本代表MF久保裕也は、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)所属FCシンシナティのプレシーズントレーニングを無断欠席した模様。移籍の可能性も取りざたされるなか、現地メディアが同選手の動きを伝えている。
2020年からシンシナティでプレーし、攻撃的MFからボランチへのポジション転向により一時注目を集めていた久保。2024シーズンはボランチをはじめ複数ポジションで起用されるなか、リーグ戦35試合の出場で10ゴール2アシストと、MLS移籍後初の2桁得点をマークしている。
同選手について『USAトゥデイ』のパット・ブレナン記者は、1月17日に「久保は今日のプレシーズントレーニングに姿を見せなかった。クラブに欠席の報告はない」と報道。シンシナティのパット・ヌーナン監督は「(2025シーズンの始動日における)彼の欠席は残念な出来事。こんなことは普通あり得ない」「彼にはここで仕事をする義務がある」などと不満をあらわにしたという。
くわえてシンシナティの専門サイト『シンシナティ・サッカートーク』は、久保の去就について「2024オフシーズンに再契約を選択した。2025シーズンまで契約を残しており、1年間の延長オプションも付いている。チーム内での彼の状況やトレーニング欠席の理由は不明」と伝えたが、一部では監督との関係悪化を理由に「シンシナティ退団は避けられない」と報じられている。
久保本人の居場所、今後の動きに注目が集まっているが、米メディア『Area Sports Network』のハギワラ記者は18日、同選手の行動履歴についてこう伝えている。
「彼は1週間前、日本で“ガクトレ”のチームと写真を撮ったばかりだ(写真は1月9日に掲載)。ガクトレとは数年前からのパートナーであり、プロテイン・パウダーのSNS投稿に登場している」