ブラジル2部ヴィラ・ノヴァFC所属のブラジル人MFクリスティアーノは、J2降格クラブであるサガン鳥栖への移籍が決定的と報じられているが、他クラブからの関心もあるという。
同選手の去就を巡っては、ブラジル人のフェリペ・アンドレ記者が2024年10月末の時点で、ブラジル1部やJリーグクラブの幹部が同選手を現地視察している可能性を報道。同選手とヴィラ・ノヴァの契約は2025シーズン終了後まで残っているものの、契約解除条項が設定されていることもあわせて伝えていた。
するとヴィラ・ノヴァの情報に詳しいグガ記者は、1月17日に「クリスティアーノがヴィラ・ノヴァでプレーすることはない。鳥栖移籍で合意に達した」とリポート。移籍金80万レアル(約2000万円)であるほか、鳥栖は同選手を売却した場合には移籍金の一部をヴィラ・ノヴァに支払うとみられる。
一方で、Jリーグの情報を専門に扱う海外アカウント『Jリーグインサイダー・ブラジル』は18日、独自に入手した情報として「鳥栖へ移籍するはずのクリスティアーノに、アトレチコ・パラナエンセが関心を寄せている」と報道。パラナエンセは2024シーズンのブラジル1部リーグを17位で終わり、2部降格となっただけに、大幅な選手の入れ替えを余儀なくされている。
ただ同メディアは「クリスティアーノとパラナエンセの交渉は進展していない。鳥栖移籍の扉が開かれている」とリポート。現時点では鳥栖行きが既定路線であるという。
現在23歳のクリスティアーノは、右利きのセントラルミッドフィルダー。レッドブル・ブラガンチーノのBチームをはじめブラジル国内の複数クラブを渡り歩き、2023年4月にヴィラ・ノヴァへ加入。2023シーズンは7月までリーグ戦での出場機会がほとんど無かったものの、8月からプレー時間を増やすと、10月以降は8試合でスタメン出場している。