プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するFWジョシュア・ザークツィーが、1月16日にオールド・トラフォードで行われたサウサンプトン戦(3-1)でのゴールセレブレーション中に「猥褻なジェスチャー」をしたとして、出場停止処分を受ける可能性があるようだ。
ザークツィーは、サウサンプトンの日本代表DF菅原由勢もスタメン出場した同試合で、53分から途中出場。ルーベン・アモリム監督率いるユナイテッドは、最下位のサウサンプトンに苦戦を強いられ、1点ビハインドの状況でフラストレーションを溜めていたが、ザークツィー投入で流れが一変し、FWアマド・ディアロが80分以降の12分間でハットトリックを達成して勝利した。
その決勝ゴールのセレブレーション中、ザークツィーは観客に対して「猥褻なジェスチャー」を行ったとみられている。彼は歓喜のあまり右手で股間をつかむ動作をしていた。
このジェスチャーは、UEFA欧州選手権2024でイングランド代表のMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)がスロバキア代表戦(2-1)で同点ゴールを決めた際に行ったものと非常に似ており、ザークツィーが処分を受ける可能性が指摘されている。なお、ベリンガムはこの行為に対し、1試合の出場停止(執行猶予付き)と2万5,000ポンド(約474万円)の罰金を科された。
ザークツィーは、2024年夏にセリエAのボローニャから3,650万ポンド(約71億3,255万円)の移籍金で加入したものの目立った活躍が出来てきておらず、1月中に退団する可能性もささやかれている。
しかし、同試合での活躍でユナイテッドでのキャリアに新たな光が差し込んだのかもしれない。今回のジェスチャーに対しての処分が下されなければ、1月19日の日本代表MF三笘薫が所属するブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン戦に出場することは可能なようだ。