2024シーズンのJ1得点王であるブラジル人FWアンデルソン・ロペスは、横浜F・マリノスと契約更新も、MF本田圭佑の古巣であるブラジル1部ボタフォゴFRへの移籍に向かっている模様。現地ジャーナリスト等が契約内容や交渉の進行状況を伝えている。
ロペスの去就を巡っては、横浜FMは2024年12月27日に契約更新を公式発表。エージェント会社『Promanager』は28日に公式インスタグラムにて2027年までの3年契約を結んだことを明かしただけに、残留は既定路線とみられていた。
しかし、ここに来て状況が急転。ブラジル人ジャーナリストのヴェネ・カサグランデ氏は17日、ロペスがボタフォゴへ移籍する可能性について、以下のように報じている。
「ボタフォゴはフランシスコ・ソアレスの後任探しに向けて交渉。横浜FMの主力選手、ロペスの獲得を狙っている。交渉は数日間にわたって続いており、彼はすでにボタフォゴのオファーを受け入れているが、横浜FMを説得して契約を結ぶ必要がある」
「横浜FMとロペスの契約には以前、500万ドル(約8億8000万円)の契約解除条項が盛り込まれていたが、現在は契約更新により解除条項は設定されていない。すなわり、移籍交渉では横浜FMの容認が必要だ。ボタフォゴはすでに複数回オファーを提示しており、(ボタフォゴ行きを望む)選手本人の意思はクラブにとってアドバンテージだ。うまくいけば、ボタフォゴは彼と3年契約を結ぶことになる」
またブラジルメディア『ge』が17日に伝えたところによると、横浜FMはすでにボタフォゴからのオファーを却下も、ボタフォゴは再度オファーを提示。記事では「現在クラブ間交渉が進んでいる」と綴られている。
なおボタフォゴは2024シーズンにブラジル1部リーグとコパ・リベルタドーレス(南米選手権)を制覇も、絶対的ストライカ-のFWジュニオール・サントス(元柏レイソル、横浜FM、サンフレッチェ広島)が同国1部アトレチコ・ミネイロへ完全移籍する見込み。ブラジルメディア『ランセ』は、同選手の移籍金が700万ドル(約10億9000万円)だと伝えている。