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ASモナコ所属の日本代表MF南野拓実は、1月17日に行われたリーグアン第18節モンペリエ戦でフル出場。最下位クラブ相手に1-2で敗れただけに、インターネット動画配信サービス『DAZN』の実況アナウンサーがモナコの問題点を指摘している。
モナコは12月11日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)アーセナル戦から、公式戦5試合つづけて白星なし。リーグ戦中断期間明け初戦でも、残留争いを繰り広げているナント相手に2-2のドローに終わるなど、チーム状況は下降線をたどっている。
そんななかで迎えたモンペリエ戦では、ナント戦で出番なしの南野がスタメンに復帰。32分にDFティロ・ケーラーのゴールで先制して前半をリードで終えるも、後半に2失点。金星を献上した。
現地のファン・サポーターやメディアもモナコの戦いぶりを批判するなか、リーグアンの情報に詳しい西達彦アナウンサーは試合後、Xでこう綴っている。
「モナコにとって教訓としなくてはいけない試合でした。チームとして戦うこと、才能があるからといって自分勝手に振る舞えばしっぺ返しを受けると思い知らされる試合。今日のモンペリエは戦えていたし、アルタマリはアジアカップのアルタマリでした。南野選手が不憫でなりません」
「自分勝手に振る舞う」選手の名前こそ明かさなかった西アナだが、この投稿には「かなり良くない状況モナコ」「若い選手には南野からもっと学んで大事なものを感じ取ってほしい」といったコメントが寄せられているほか、「実況お疲れ様でした」などと同アナに対する労いのメッセージも見受けられる。
1月16日に30歳の誕生日を迎え、中堅選手としてチームを支えている南野。2023年にはDAZN制作番組『フットボール・タイム』に出演した際、日本代表OB内田篤人氏との対談で「(出場時間が少ない状況で)不貞腐れてトレーニングをせずに消えた選手は、長いヨーロッパのキャリアで何人も見てきた。だからこそ(出場時間が少ない状況でも)自分は絶対に崩れない。(しっかりとトレーニングしていることが)最後自分に返ってくると思っていた」などと、自身のプロ意識を明かしていただけに、モナコのチームメイトは日本人アタッカーのメンタリティーから多くのことを学ぶべきかもしれない。