サガン鳥栖 写真:Getty Images

 J2降格のサガン鳥栖がブラジル2部ヴィラ・ノヴァFCからMFクリスティアーノを獲得したと、ブラジル国内で報じられている。

 現在23歳の同選手は、右利きのセントラルミッドフィルダー。レッドブル・ブラガンチーノのBチームをはじめブラジル国内の複数クラブを渡り歩き、2023年4月にヴィラ・ノヴァへ加入。2023シーズンは7月までリーグ戦での出場機会がほとんど無かったものの、8月からプレー時間を増やすと、10月以降は8試合でスタメン出場している。

 そして2024年1月にECアグア・サンタへ期限付き移籍も、わずか4か月でヴィラ・ノヴァへ復帰。2024シーズンはリーグ戦31試合でスタメン出場し、ボランチやサイドハーフ、攻撃的MFなど複数ポジションで起用された。

 そんなクリスティアーノの去就を巡っては、ブラジル人のフェリペ・アンドレ記者が2024年10月末の時点で、ブラジル1部やJリーグクラブの幹部が同選手を現地視察している可能性を報道。同選手とヴィラ・ノヴァの契約は2025シーズン終了後まで残っているものの、契約解除条項が設定されていることもあわせて伝えていた。

 すると、ヴィラ・ノヴァの情報に詳しいグガ記者は1月17日に「クリスティアーノがヴィラ・ノヴァでプレーすることはない。鳥栖移籍で合意に達した」とリポート。これによると、移籍金は80万レアル(約2000万円)であるほか、鳥栖は同選手を売却した場合には移籍金の一部をヴィラ・ノヴァに支払うという。

 なお鳥栖の外国籍選手では、FWマルセロ・ヒアンがFC東京へ期限付き移籍。MFジャジャ・シルバ、DFキム・テヒョン、GKイ・ユンソンも退団したが、GKアルナウ、MFヴィキンタス・スリヴカと契約更新で合意。GKヤン・ハンビンとFWジョーを獲得している。