イラン代表 FWメフディ・タレミ 写真:Getty Images

 セリエAのインテルに所属するイラン代表FWメフディ・タレミは、1月15日のセリエAボローニャ戦(2-2)において、「再び期待を裏切るパフォーマンスに終わった」とイタリアメディアで評価された。この試合は、32歳のタレミにとってセリエAの舞台で存在感を発揮する絶好の機会だったが、依然としてリーグ戦では目立った成果をあげられていないようだ。

 同試合、タレミは先発メンバーには名を連ねなかったものの、後半に差し掛かった74分に途中出場。疲労の色が見えたインテルのキャプテンでアルゼンチン代表のFWラウタロ・マルティネスに代わってピッチに立った。スコアは2-2の状況の中、直後の75分にペナルティエリアへスルーパスが送られたが、タレミのファーストタッチは大きすぎ、得点につながるチャンスは消えてしまった。

 さらに83分にはインテルの右サイドDFデンゼル・ダンフリースから絶好のクロスが送られたが、あと一歩のところで足が届かず絶好の得点機会を逃してしまったタレミ。ペナルティエリア周辺でのプレー全体も鋭さを欠いており、チームに勝利をもたらすためのフォワードとしての推進力や得点を期待できるような動きを見せることができなかった。

 スーペルコッパ・イタリアーナのミラン戦(1月7日2-3)では、47分にゴールを決めて今後に期待を持たせるような活躍を見せ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも1ゴールを記録しているタレミ。セリエAでは14試合に出場して無得点1アシストとその壁は高いようで、全体的なパフォーマンスでも物足りなさが目立っていることがメディアを通じて指摘されている。