プレミアリーグのアーセナルが、日本代表MF守田英正が所属するポルトガルの名門スポルティングCPに所属するスウェーデン代表のスーパースターFWビクトル・ギェケレシュの1月の獲得を検討しているという。アーセナルではブラジル代表FWガブリエル・ジェズスの長期離脱が確実視される中、フォワード選手の補強が急務となっている。
ギェケレシュは今2024/25シーズン、スポルティングで全公式戦30試合に出場し32得点を記録。圧倒的な得点力を誇る26歳のストライカーで、アーセナルのタイトル争いにおける重要なピースとなる可能性を秘めている。契約解除金は1億ユーロ(約163億5,820万円)に設定されているが、アーセナルはイングランド代表MFデクラン・ライス獲得時に同等の金額を支出しており、高額な移籍金へのハードルは低下しているようだ。
ニューカッスル・ユナイテッドのFWアレクサンデル・イサク獲得も噂されているが、ギェケレシュが現実的な選択肢と伝えられている。ギェケレシュも過去にブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(2018-2019)でプレミアリーグでのチャンスを活かせなかったが、ポルトガルリーグで実力を示した現在、イングランド復帰の意欲が高いとみられている。
アーセナルでは、1月12日のFAカップのマンチェスター・ユナイテッド戦(1-1、PK3-5)でジェズスが前十字靭帯を損傷した可能性があり、2024/25シーズンの残り試合を欠場する見通しだ。この危機的状況に加え、FWブカヨ・サカも怪我からの復帰時期未定であるため、ミケル・アルテタ監督は即戦力となるストライカーの獲得を目指しているのは事実だ。
2023年加入時から現在までにプリメイラ・リーガで50試合に出場し50ゴールを叩き出しているスーパースターのギェケレシュには、プレミアリーグに留まらず多くのクラブが関心を寄せているが、多くは2025年夏の移籍市場まで動かない見込みだ。