私は区長にLIN-Netに熱心な理由を議会で質問したが、ろくに答弁しなかったので真意はわからないが、簡単に言えば、かつての“革新自治体”連合のようなことを企図しているのかもしれない。しかし、革新自治体は、今となっては失敗の代名詞になっているのだが。

それに、ここ最近では、保坂区長が応援に入った江東区長選や武蔵野市長選の候補が、いずれも落選しているという事実は、LIN-Netなるもの以前に、リベラル派による政治に「NO!」が突き付けられていると言えよう。保坂区長は今回の敗北について以下のように総括している。

原因を投票率の低さだと断じている。あえてそう言っているのか、本気でそう思っているのは定かではないが、こんな分析ではLIN-Netの拡大はまったく見込めないだろう(それでいいのだが)。

とにかく、保坂区長は選挙応援にばかりかまけているヒマはないはずだ。本庁舎整備の遅延や災害対策など、早急に手を打たねばならない問題が山積している。世田谷区政に真剣に取り組むよう強く求める。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

【関連記事】
「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
大人の発達障害検査をしに行った時の話
反原発国はオーストリアに続け?
SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
強迫的に縁起をかついではいませんか?