アンス・ファティ 写真:Getty Images

 バルセロナ(スペイン1部)で「10」を背負うスペイン代表FWアンス・ファティ(22)だが、現在は構想外となっているという。そして、1月の移籍市場では退団候補となっているようだ。

 スペイン代表として9キャップ2ゴールを誇るファティはバルセロナ下部組織出身で、2019年にトップチーム昇格。21-22シーズンからはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが背負っていた背番号10を継承したが、直近数シーズンは負傷離脱を繰り返している。

 日本代表MF三笘薫が所属するブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(イングランド1部)からレンタルバックした今季もここまで公式戦8試合の出場のみ。スペイン『レレボ』によれば、ハンジ・フリック監督の構想から外れているファティはある理由から退団が近づいているようだ。

 その理由はマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)で構想外の扱いを受けていることから今冬の移籍が有力視されているイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの獲得に興味を持っていることだという。ラッシュフォードを獲得するためにスペースを開けなければいけないようだ。

 ファティの移籍で障害となっているのはラ・リーガのクラブで給与を支払えるクラブがないことと、選手本人が退団を望んでいないという点だという。ただ、その気持ちは変わる可能性もあり、現時点で同じカタルーニャ地方を本拠地とするジローナ(スペイン1部)が獲得に興味を持っているようだ。