2024年夏までポルトガル1部ジル・ヴィセンテでMF藤本寛也(元東京ヴェルディ所属)とチームメイトだったブラジル人FWムリロ・コスタは、京都サンガと2025シーズンの契約更新で合意。ジル・ヴィセンテから京都へ移籍した背景を明かしたほか、Jリーグの特徴を語っている。
同選手はかつて2020/21シーズンに日本代表MF久保建英(現レアル・ソシエダ)に替わるアタッカーとしてRCDマジョルカでプレーしたほか、2021/22シーズンから3年にわたりジル・ヴィセンテに在籍。同クラブを契約満了により退団した後、2024年8月に京都へ加入したが、来日1年目はJ1リーグ戦で途中出場7試合、スタメン出場ゼロという結果に終わっている。
ポルトガル紙『O JOGO』で1月8日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は京都移籍の理由をこう語ったという。
「(京都移籍は)30歳になったことで、経済的な安定を求めるためだよ。成長しているアジア市場を選んだんだ。中東だけでなく日本、中国、韓国などの他にも興味深いリーグはあったけど、日本(Jリーグ)はアジア大陸で最強のリーグだ」
「サウジアラビアへ良い選手が移籍しているけど、リーグ全体の競争力、試合のレベルの高さ、日本人選手のクオリティー、それに良い外国人選手がいることも非常に重要だよ」
豊富な資金力を武器に、ブラジル代表FWネイマールやポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを迎え入れたサウジアラビア国内クラブを比較対象に挙げたムリロだが、「僕は日本に留まろうとしているけど、うまくいかない場合には、すでに慣れ親しんだ場所がある」と将来的なスペイン、ポルトガル、ブラジル復帰の可能性も示唆している。