レアンドロ(FC東京在籍時) 写真:Getty Images

 かつて鹿島アントラーズ、FC東京でプレーしていた元ブラジル代表MFレアンドロは、2024年10月にブラジルのモンスーンFCへ移籍。同クラブ加入に至るまでの経緯を明かしている。

 現在31歳の同選手は、2017年に鹿島へ移籍。来日1年目こそ2桁ゴールを挙げたが、翌2018年からコンディション不良により出場機会が減少。2020年に鹿島からFC東京へ移籍すると、FC東京加入1年目にリーグ戦26試合の出場で9ゴールと本来のパフォーマンスを発揮も、2021年以降は相手選手への肘打ち行為で度々問題となり、クラブから出場停止処分を科されることも。2023シーズンにアルベル・プッチ・オルトネダ元監督のもと出場機会を失い、同シーズン途中で契約解除により退団している。

 FC東京退団はおよそ半年にわたる無所属期間を経て、2023年12月にブラジル2部パイサンドゥSCへ加入。しかし、新天地で公式戦5試合の出場にとどまり、2024年5月中旬に退団。再びフリーになったが、10月29日にリオグランデ・ド・スル州選手権2部優勝クラブのモンスーンFCへ加入している。

 ブラジルメディア『ge』で1月15日に掲載されたインタビュー記事によると、レアンドロ本人はパイサンドゥSC退団からモンスーンFC加入までの数か月を回顧。自身の心境についてこう語ったという。

 「(パイサンドゥSC退団後に)現役引退を決断していた。ただ(代理人の)ダ・シルバから連絡があり、モンスーンのプロジェクトを紹介された。ポルトアレグレに住んでいることもあって、オファーに応じたし、そこまで難しいことではなかったね」

 FC東京退団後、のべ11か月に及ぶ無所属期間を経て、再スタートを切ったレアンドロ。2024年1月には『ge』のインタビューで「日本で学んで一番大きかったことは、プロ選手としての在り方、プロ意識だね。私生活からプロ意識をもって行動すること、時間を守ること、たくさん食べることを学んだし、僕にとってプラスでしかないね」などと語っていただけに、2025シーズンの活躍が期待される。