松本山雅 写真:Getty Images

 松本山雅FCからブラジル2部セアラーSCへ期限付き移籍していたブラジル人FWルーカス・ヒアンは、1月16日にセアラーへの完全移籍が正式決定している。

 現在24歳の同選手は、ァルコンFC在籍時の2022シーズンにブラジル4部リーグ16試合の出場で9ゴールと結果を残し、2023年1月に松本へ完全移籍。しかし来日1年目にJ3リーグ戦で2試合の出場に終わり、2024年1月にブラジル3部ADコンフィアンサへ期限付き移籍していた。

 そのコンフィアンサではリーグ戦20試合の出場で6ゴールと復活を印象付けていたが、ブラジルメディア『ge』は規律違反により4月4日のセルジッペ州選手権準決勝1stレグでスタメンを外れるなど、素行面で問題を指摘。1年レンタルであるものの、2024シーズン途中で同クラブを退団した。

 2024年7月にセアラーへ期限付き移籍したルーカスだが、新天地ではブラジル2部リーグ20試合の出場で1ゴール2アシストをマーク。高評価を得ると、同クラブは1月16日にルーカスの完全獲得を公式発表。両者は新たに2年契約を結んだという。

 なおセアラーは2024シーズンの2部リーグを4位で終わり、1部復帰を果たしたが、FWサウロ・ミネイロ(元横浜FC)が中国1部覇者の上海海港へ完全移籍。絶対的ストライカーを失っただけに、ルーカスにかかる期待はさらに高まりそうだ。