竿で聞き上げるのは難しいかもと、そのまま1m上げる。これを一定の間隔で繰り返す。5~6分アタリがないようなら、一度巻き上げてエサを確認して再投入。
初の本命は開始20分ほどできた。竿先がモゾモゾッと動くアタリに、「まだアワせないで、もう少し引き込まれるまで待って」。クイックイッ、「もう少し」、ここでククッと竿先が入った瞬間、「今です、アワせて」。竿先が叩かれる。

「きた、きた~」、初のアマダイかも知れない引きに笑みがこぼれている。上がってきたのは小型ながら本命。
初挑戦で42.5cm浮上
さらに20分後「きた~」と声が聞こえて振り向くと、先ほどより明らかに強い引き。今度は初めから終わりまで1人で掛けた。「大きそうですね」と声をかけて見守る。残り10m、海面を見ていると「デカい、デカい」。タモでしっかりキャッチして取り込んだのは42.5cm。

夢の高級魚を集中
初めは左舷側で多くのアマダイが取り込まれたが、水深80~90m前後に移動した後半は右舷側でも上がりだし、1~4尾の釣果。しかも良型交じりだ。
やはり、アマダイは船釣り入門でも、高級魚が釣れる夢のあるターゲット。

なお同宿は、「船釣り入門パック」というサービスがある。竿&リールセット、仕掛け1枚にエサ、氷1個が付く。何を用意すればいいか分からない入門者をサポートしてくれる。
食堂で料理に舌鼓
帰港後は併設のちがさき丸食堂で、しらす丼プレートが食べられて、釣れた魚があれば5尾まで食事の間に捌いてくれるうれしいサービス付き。船釣り未経験の人は、ぜひ利用してほしい。
