カエターノ 写真:Getty Images

 J1連覇・天皇杯優勝のヴィッセル神戸は1月7日、ブラジル1部コリンチャンスを2024シーズン限りで退団していたブラジル人DFカエターノの獲得を公式発表。15日よりチームに合流した同選手の振る舞いが話題になっているほか、一部からの批判を巡り様々な意見が飛び交っている。

 神戸は15日、公式Xアカウントにて「本日よりカエターノ選手がチームに合流!」として、同選手がファン・サポーターにむけて挨拶を行う際の動画を投稿。通訳を介して「おはようございます。やっと合流できて非常に嬉しく思っています。ずっと勝利してきたチームの一員になるので、その責任をしっかりと感じながらコンディションを上げて、少しでも早く貢献できるよう頑張っていきます。よろしくお願いいたします」と語ると、まわりから拍手が湧き起った。

 ファン・サポーターの関心は、挨拶をする際、トレーニングパンツのポケットに両手を突っ込んでいるカエターノの振る舞いに。公式Xアカウントの投稿には、「こういう場面でポケットに手を突っこんでるって、、、期待値が下がった」「ポケットから手を出そうか…」など否定的なコメントが寄せられている。

 ただ当然ながら、同選手への批判だけではない。「ブラジルから来たばかりだし、寒く感じているだけなのでは…」「手袋忘れただけだと思う」などブラジル人選手を擁護するファン・サポーターが一定数存在するほか、「ポケットの話してる人たちはおかしい」「ポッケに手は文化の違いにしかすぎない」という批判コメントに対する反発も。日本・ブラジル文化の違いや日本の環境に適応する必要性も含めて、ネット上で議論が白熱している。

 現在25歳のカエターノは、身長182cmで左利きのセンターバック。コリンチャンスのトップチームへ昇格した後は、ブラジル国内クラブへの期限付き移籍を繰り返し、2023年に復帰したが、同クラブでは出場機会に恵まれず。2024シーズンもブラジル1部リーグでのスタメン出場がわずか4試合だった。