J1昇格プレーオフ準決勝・モンテディオ山形対ファジアーノ岡山の開催日である2024年12月1日を対象に、発煙筒を投げ込むアルバイトなどを募集する書き込みをSNSで投稿し、警備体制の強化を余儀なくさせたとして、23歳の男が逮捕。山形放送の報道内容をうけてクラブの対応に称賛が相次ぐ一方、ジェフユナイテッド千葉方面への批判も湧き起こっている。
報道によると、千葉県市原市に住む会社員の23歳の男は11月14日にXで「単発アルバイト、日程・12月1日、勤務地・NDソフトスタジアム山形、勤務内容・発煙筒を焚いたり中心部に投げ込む業務、サポーターに暴行を加えるバイト、報酬・300000」などと投稿。これを受けて、山形は警察に被害届を提出したほか、試合当日には多数の機動隊員がNDソフトスタジアム山形へ出動したという。
この報道を受けて、ネット上では「スタジアムを警察官が巡回していた理由がこれか」「あの試合の裏でこんなことが起こっていたのか…」など驚きの声が挙がっているほか、一部のファン・サポーターは「試合前後に情報公開せず、粛々と刑事事件として勝利したモンテディオ山形お見事」「モンテディオ山形の対応が素晴らしい」と称えている。
ただ一方で、「千葉県市原市に住む会社員」という報道内容をもとに「絶対にジェフサポだろ」「ジェフサポの仕業か!」「ほんの一部だと思うけど、ジェフサポの治安悪すぎ」など攻撃的なコメントが相次ぐ事態に。
千葉は11月10日にNDソフトスタジアムで行われた明治安田J2リーグ最終節で山形に0-4と大敗。最終節でJ1昇格プレーオフ圏外の7位に転落したこともあり、容疑者が千葉サポーターであると決めつける声も見受けられる一方で、「ジェフへの攻撃は止めるべき」という意見も挙がっている。
試合会場でのサポーター、観客による問題行為でしばしば話題になっているJリーグ。特定のクラブや選手等に対する批判が多いとはいえ、今回のケースは刑事事件に発展しているだけに、ファン・サポーターには攻撃的、かつ断定的な投稿を控えることが求められる。