町田浩樹 写真:Getty Images

 ベルギー1部ユニオンSG所属の日本代表DF町田浩樹には、以前からステップアップ移籍が期待されているが、2025年冬の移籍ウィンドウでも欧州クラブからの関心が報じられている。

 2024年夏、アーセナル所属DF冨安健洋の古巣であるボローニャ、MF鎌田大地擁するクリスタル・パレス、ノッティンガム・フォレストと複数クラブからの関心が取りざたされたものの、残留に至った町田。2024/25シーズンもリーグ戦17試合でスタメン出場と、変わらず主力センターバックとして活躍している。

 そんな町田の去就を巡って、トルコ紙『Takvim』は1月15日に「フェネルバフチェが日本人センターバックの獲得に動いている.」とリポート。「彼は強靭なフィジカルと空中戦での勝負強さで際立っており、ユニオンSGとの契約は2026年6月までだ」と伝えているが、同選手を獲得候補のひとりとしてリストアップした段階だという。

 またフェネルバフチェは当初、センターバックの即戦力としてディエゴ・カルロス(アストン・ヴィラ)とケビン・ダンソ(RCランス)の獲得を狙っていたものの断念。代替候補として町田とマリオ・エルモソ(ASローマ)の名前が挙がっているという。

 なお町田が2023年夏に鹿島アントラーズからユニオンSGへの完全移籍移行により、ユニオンSGは移籍金100万ユーロ(当時約1億4000万円)を支払っているが、現在の同選手の市場価値は1000 万ユーロ(約16億1000万円)。完全移籍移行時から10倍に跳ね上がっているが、ベルギーメディア『Voetbal』は同選手の去就について、トルコ国内の報道を引用する形で「移籍金は少なくとも(ユニオンSG完全移籍時の)2倍にはなるはずだ」と主張している。