松田陸(セレッソ大阪在籍時) 写真:Getty Images

 インドネシア代表はDFジャスティン・ハブナー(元セレッソ大阪所属)など帰化選手を大量に抱えるなか、2025年1月にオランダ人のパトリック・クライファート監督を招へい。現地では、インドネシア人の父親を持つDF松田陸(ガンバ大阪退団)とFW松田力(カターレ富山)の帰化・同国代表入りの可能性に注目が集まっている。

 インドネシアメディア『radarindramayu』は15日に「ジャワの祖先を持つリキとリクには、クライファート監督体制時に帰化する可能性があるか?」という見出しのもと、両選手について特集。帰化・インドネシア代表入り待望論のきっかけを「2020年4月2日にリキがジャワの伝統的な衣装を着たリクとの幼少期の写真をSNSにアップしたこと」と伝えた上で、こう綴っている。

 「シン・テヨン監督時代は、リクとリキに帰化の可能性はなかった。しかしクライファート監督の就任により、両選手がインドネシア代表で再び活躍する機会が注目されるようになった。新指揮官のビジョンにより、リキやリクのような選手がインドネシアを代表するチームになれる機会が考えられる可能性がある。サイドバックとストライカーで常に質の高い選手を確保する必要があることを踏まえると、彼らの存在は確かに貴重な補強となるだろう」

 兄弟JリーガーとしてJリーグのファン・サポーターから親しまれている両選手は、2021年にセレッソ大阪でチームメイト。同年10月にはインドネシアメディア『skor』のインタビューで、「インドネシア代表でプレーしたいか」という質問に対して、陸が「どうですかね。できれば挑戦してみたいですけど、インドネシアのサッカーのレベルをまだ分かっていないですね」と答えると、力は「いつでもいいですよね?オファーがあれば」と前向きな姿勢を見せていた。