ロメイン・エッセ 写真:Getty Images

 イングランド2部ミルウォールのFWロメイン・エッセが、日本代表MF鎌田大地が所属するプレミアリーグのクリスタル・パレス移籍に迫っているようだ。

 19歳のエッセは今2024/25シーズン、リーグ戦23試合に出場し、4ゴール1アシストを記録するなど注目を集めている。そんな中、1月13日に行われたFAカップの試合では、エッセはメンバーから完全に外され、その理由についてミルウォールのアレックス・ニール監督が興味深いコメントを残している。

 ニール監督によれば、エッセを試合で起用しなかったのはパレスとの移籍交渉が進展しており、エッセを怪我のリスクにさらさないためだという。同監督は「パレスが大きな関心を寄せている中、この状況を進展させるために、試合に出場させない判断を下した」と語った。

 パレスはミルウォールと1,450万ポンド(約27億8,187万円)の移籍金で合意に至ったと報じられており、エッセには2025年夏に契約解除条項が発動する可能性もあったものの、獲得競争激化を避けるためにパレスが先手を打った形だ。

 エッセは右サイドからのカットインを得意とするプレースタイルを持ち、以前にパレスに所属していたMFマイケル・オリーセ(バイエルン・ミュンヘン)を彷彿とさせる存在として評価されている。オリーセは現在バイエルンで活躍しており、パレス時代(2021-2024)には通算90試合に出場し、16ゴール25アシストを記録しており、チームの勝利に大きく貢献していた。

 エッセがパレスのオリバー・グラスナー監督の下で出場機会を得ることができれば、オリーセの後継者としての期待されることになりそうだ。