K1リーグの強豪クラブ浦項スティーラーズ所属のFWキム・ミョンジュンが、ベルギーのヘンクへ移籍することが濃厚となり、近くメディカルチェックを受ける予定だという。1月13日、韓国メディア『スポーツ朝鮮』が報じた。
報道によると、キムはすでに契約に合意しており、移籍が完了すれば同胞である元セルティックで韓国代表FWオ・ヒョンギュとチームメイトとなる。オは今2024/25シーズンのリーグ戦22試合で7ゴールを挙げるなど、チームの主力として活躍している。
今回の移籍が実現すれば、2024年11月に浦項でプロデビューを果たしたばかりのキムにとって、初の海外挑戦となる。キムは同年11月6日に行われた2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の山東泰山戦(4-2)で浦項のトップチームで初出場。その後さらに3試合に出場していた。
また、韓国代表ではU-17チームで17キャップを記録し、7ゴールを挙げているキム。2023年のAFC-U-17アジアカップでは、韓国が準優勝を果たす中で自身も4ゴールをマークしていた。さらにU-20代表としても2試合に出場している。
キムは、2023年10月にUKメディア『ガーディアン』によって2006年生まれの世界で最も優れた選手の1人として選ばれた逸材だ。連携プレーを得意とする敏捷な「9番型」の選手で今回の移籍が決まれば、2025年2月に開幕するK1リーグを前にベルギーに旅立つことになる。
ベルギー1部リーグで4度の優勝経験を持つヘンク(1998/99、2001/02、2010/11、2018/19)は、現在首位に位置しており、このまま調子を維持し続ければ5度目の栄冠を手にする可能性が高まる。さらなる歴史を刻むため、ヘンクがどのような戦いを見せるのか、日本人も多く活躍するジュピラー・プロ・リーグの行方に注目したい。