小森飛絢 写真:Getty Images

 2024シーズンのJ2得点王であるFW小森飛絢は、ジェフユナイテッド千葉からベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍。自身初の海外移籍で、新天地での活躍が期待されるなか、本人が日本とベルギーのサッカーを比較している。

 現在24歳の同選手は、プロ1年目の2023シーズンから2桁ゴールを挙げてJ2ベストイレブンに選出されると、2024シーズンもリーグ戦38試合の出場で23ゴールをマーク。2年つづけて個人タイトルを獲得すると、浦和レッズからの関心が取りざたされ後、STVVへ移籍している。

 ベルギー紙『HBVL』で14日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は「STVVでプレーしていた冨安健洋(現アーセナル)に感銘を受けている」と日本代表センターバックへの憧れを明かした上で、こう語ったという。

 「ベルギーと日本のプレースタイルが違うことは理解している。ただJ2リーグとJ1リーグのレベル差はそこまでないし、J1リーグとベルギー1部リーグの差もそこまでない」

 また同紙は「ここ数カ月、STVVにとってゴール前での決定力はしばしば課題となっている」と、現在16クラブ中14位に沈んでいるSTVVの問題点を指摘。「クラブは小森をコンスタントに起用することで、その状況に終止符を打ちたいと考えている」と伝えている。

 なおベルギーメディア『Voetbal』によると、小森は20日開催のベルギー1部リーグ戦でベンチ入りする見込み。「J2とベルギー1部のレベル差はそこまでない」とも解釈可能なコメントを残した同選手が、ベルギーで圧倒的な結果を残せるか注目したい。