室屋成 写真:Getty Images

 2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)ハノーファー所属の元日本代表DF室屋成は先日、将来的なFC東京復帰の可能性に言及。ハノーファー退団報道も飛び交っていたが、早ければ3月にも去就決着の可能性があるという。

 同選手は2020年8月にFC東京からハノーファーへ完全移籍。海外挑戦1年目から右サイドでレギュラーに定着すると、2022年12月にハノーファーと2025年6月まで契約延長している。そして2023/24シーズンは負傷離脱やDFヤニク・デームの台頭がありながらも、リーグ戦25試合でプレー。2024/25シーズンはここまでリーグ戦ほぼ全試合でスタメン出場と、再び右サイドバックや右ウイングバックでレギュラーに定着している。

 室屋の去就を巡っては、地元メディア『ハノーファー・ノイエ・プレス』が2024年11月20日に「ハノーファーで4年半プレーし、今もレギュラーである。とはいえ、2024/25シーズン終了後の契約延長は決定的ではない」と退団の可能性を報道。本人は「どこかのタイミングで、また日本でプレーすることも考えています。FC東京に復帰できたら最高ですよ」と語ったという。

 しかしドイツ紙『ビルト』が14日に伝えたところによると、ハノーファーは室屋やデームら複数選手との契約延長交渉を今後6週間以内に始める模様。依然として日本人サイドバックを必要不可欠な戦力として評価しているだけに、交渉の行方次第では3月にも2024/25シーズン終了後に残留が決まる可能性もある。

 現在30歳とまだまだ老い込む年齢ではない室屋。エイバルで出場機会に恵まれず、古巣へ復帰した元日本代表MF橋本拳人とは対照的に、ハノーファーの中心選手として活躍しているだけに、FC東京復帰はもう少し先になるかもしれない。