マルコス・ジュニオール 写真:Getty Images

 ブラジル人MFマルコス・ジュニオールは、すでにサンフレッチェ広島と2025シーズンの契約更新で合意。トルコ合宿に参加しているが、将来的なブラジル1部フルミネンセ復帰を示唆している。

 現在31歳の同選手は、2023年夏に横浜F・マリノスから広島へ完全移籍。当初は攻撃陣の中心選手としての活躍が期待されていたものの、コンディション不良に悩まされて出場機会が減少。2024シーズンはリーグ戦で12試合の出場と、MFトルガイ・アルスランらとのポジション争いで後れをとっていた。

 ブラジルメディア『ge』で1月14日に掲載されたインタビュー記事によると、マルコス本人は「2024シーズンは浮き沈みが激しかったけど、ポジティブな1年だった。タイトルを争うチャンスはあったが、最後の最後で失速してしまった」と振り返ると、自身の去就についてこう語っている。

 「(広島との)契約はあと1年残っているが、その後どうするのか分からない。今は日本でとても幸せだけど、ブラジルに戻れる可能性があるなら、良いオファーがあればとても嬉しい。またフルミネンセでプレーしたいと思っているよ」

 広島との契約内容や古巣復帰への思いを明かしたマルコスだが、2025シーズンで7年目となる日本での生活についてポジティブなコメントを残している。

 「日本はとても良いところだね。(現地の環境には)すぐに慣れたよ。好き嫌いがないから、何でも食べられる。日本語に関しては、通訳がいるから何でも訳してくれるけど、勉強したからそこそこ話せるよ。(横浜FM在籍時の)1年目でのJ1優勝、J1得点王は予想していなかったね。日本人選手はとても規律正しい。それによく走る。その点で少し慣れる必要はあったけどね」