ジュニオール・サントス 写真:Getty Images

 かつて柏レイソル、横浜F・マリノス、サンフレッチェ広島でプレーしていたブラジル人FWジュニオール・サントスは2024年、MF本田圭佑の古巣ボタフォゴFRでブラジル1部リーグ優勝。コパ・リベルタドーレス(南米選手権)制覇にも貢献しただけに、欧州移籍の可能性があるほか、巨額オファーが届いているという。

 現在30歳の同選手は、2019年7月に柏へ完全移籍。来日1年目は出場機会に恵まれなかったものの、2020シーズン途中に横浜FMへ期限付き移籍すると、J1リーグ戦22試合の出場で13ゴールと本領発揮。2021年から約1年半にわたり広島でプレーした後、ボタフォゴFRへ移籍している。

 2023年1月にフォルタレーザECへ移籍したものの、わずか2か月でボタフォゴへ復帰したサントスだが、2024シーズンはリーグ戦24試合の出場で4ゴール1アシストをマーク。、コパ・リベルタドーレスでは11試合の出場で10ゴールと、2冠達成の立役者になった。

 そんなサントスの去就を巡っては、トルコメディア『61saat』が1月6日に「トラブゾンスポルがボタフォゴに対して獲得オファーを提示」とリポート。クラブ間交渉が順調に進んでいるほか、選手サイドも移籍を望んでいることから、近日中に合意に達する可能性があるという。

 ただ一方でブラジル人ジャーナリストのホルヘ・ニコラ氏が14日に伝えたところによると、同国1部アトレチコ・ミネイロが移籍金700万ドル(約11億円)のオファーを提示。ボタフォゴはサントスの獲得を狙うクラブに対して、800万ドル(約12億6000万円)を求めており、記事では「ボタフォゴが要求する条件を満たすかどうかは今後の交渉次第」と綴られている。

 移籍金が高額である背景には、2024シーズンの活躍はもちろん、サントスとボタフォゴが同シーズン途中に2027年12月までの契約延長で合意に達したことがある。ブラジル国内ではビッグディール成立の可能性に注目が集まっている。