初瀬亮 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸は1月8日、DF初瀬亮が海外移籍に向けて交渉していることを公式発表。13日には2024シーズンまでガンバ大阪に在籍していたDF松田陸の練習参加がファン・サポーターの間で話題になっているが、海外では韓国代表選手を獲得する可能性が取りざたされている。

 現在27歳の初瀬は、2019年にガンバ大阪から神戸へ完全移籍。加入1年目はシーズン後半を期限付き移籍先のアビスパ福岡で過ごしたが、わずか半年で復帰。復帰後は2024シーズンまで5年間神戸でプレーしており、2024シーズンはJ1リーグ戦35試合の出場と、クラブのJ1連覇に大きく貢献した。

 初瀬にかわるサイドバックの獲得が急務である神戸だが、松田の他に韓国1部・大邱FC所属の韓国代表DFファン・ジェウォンも獲得候補として噂されている。大邱FCの掲示板『daegusto』では、14日午後に以下のような情報が寄せられている。

 「2023,24シーズンとJ1王者に輝いたヴィッセル神戸が、ファン・ジェウォンに巨額オファーを提示。初瀬のブンデスリーガ移籍により、代役としてファン・ジェウォンの名前が挙がっている。神戸は少なくとも1年以内に欧州から納得のいくオファーが届けば無条件で送り出すことを約束しているので、選手は決断に迷っている」

 現在22歳の同選手は水原FCの下部組織、果川高校、弘益大学校を経て、2022年1月から大邱FCでプレー。2024シーズンの韓国1部リーグ戦31試合の出場で2ゴール2アシストをマークしている。また2024年4月にU23韓国代表の一員としてAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選に参戦。日本代表との一戦でも途中出場したほか、6月にはA代表デビューを飾るなど、国内屈指のサイドバックとして評価を上げている。

 なおドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ファン・ジェウォンと大邱FCの契約期間は2026年12月までであり、市場価値は65万ユーロ(約1億500万円)だという。『daegusto』に寄せられた情報の信ぴょう性は不明だが、神戸が松田とファン・ジェウォンのいずれかを獲得する可能性はあるとみられる。