遠藤航 写真:Getty Images

 プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表キャプテンMF遠藤航は、今2024/25シーズン、リーグ戦においてサブ扱いとなっている。リーグ戦では先発出場はなく、これまで合計8回途中出場したのみだ。

 そんな中、アルネ・スロット監督は遠藤の心構えを称賛しており、1月に放出する計画がないことを示唆した。1月13日の会見で、遠藤と個別面談を行わなかった理由として以下のように明かしている。

 「MFハーヴェイ・エリオットには1月11日の試合前に部屋にきてもらい面談をした。彼が10番のポジションでチャンスを得たいのを知っていたから。しかし、他の選手たちの影響で、彼を右でプレーさせざるを得なかった」

 「ワタ(遠藤)の場合は、ディフェンダーとしてプレーしたがそんな面談をする必要はなかった。もちろん、ハーヴェイも素晴らしい人間だが、ワタがどんな人間かはよくわかっている。『どこで起用されても全力を尽くします』という態度をいつも示してくれる」

 「たとえ試合終了5分前であっても全力を尽くす。それはファンにとって当たり前のように聞こえるかもしれないが、私がサッカーの世界にいる限り、そうでない選手や態度を見てきた。それに比べて、ワタの姿勢は際立っている。ワタは我々のチームにとって重要な存在だ。ミッドフィルダーとしてもセンターバックとしても、必要なときにいつも応えてくれる」

 リバプールは1月15日に現在リーグ3位と好調のノッティンガム・フォレストと対戦する。11日に遠藤が先発したFAカップのアクリントン・スタンリー戦(4-0)では、MFライアン・グラフェンベルフとMFカーティス・ジョーンズがメンバー外となり休養が与えられたため、フォレスト戦で遠藤はベンチスタートの可能性が予想されている。