貯金は全然貯まらない、宝くじも当たらない……なんて嘆いているアナタ。自分の財布の中にあるお金をチェックしてみてはいかがだろうか? 実は希少性の高いお札や硬貨は驚きのプレミア価格になることがある。条件しだいで1円が400円、5円が10万円、1万円が300万円なんてことも! そこで今回は、どんなお札や硬貨にプレミアムが付くのか解説しよう。
まずは自分の財布の中にあるお金をチェック!
ここ数年で、一気にキャッシュレス決済が普及したが、やっぱり今でも財布の中に現金を入れているという人は多いだろう。だが、もしかするとアナタの財布の中に入っているお札や硬貨に、とんでもないプレミアが付いているものが混じっているかもしれないぞ! 今すぐ自分の財布や貯金箱の中のお金をチェックしてみてほしい。ちょっとした宝くじ気分でプレミア付のお金を探せるはずだ。それにしても、普通のお札や貨幣なのに、いったいどういう条件でプレミアが付くのだろうか……。
「AA券」って何?1万円が300万になることも!
まず、紙幣で確認したいのは、紙幣の端に記載されているアルファベットと数字を組み合わせた「記番号」だ。とくにプレミアが付きやすいのは、数字の並びが「777777」といったゾロ目になっていたり「123456」のように連番になっているものである。「そんなことくらい知っているよ」と思った人は多いだろうが、それなら「AA券」のことはご存じだろうか?
「AA券」とは、初期に印刷された紙幣のことで、「A000000A」のように記番号の両端が「A」になっている。この「A」と「A」の間の数字が若いほど高値になり、たとえば「A000007A」の1万円札は、某鑑定番組で300万円もの評価額が付けられたそうだ。「AA券」は1万円札だけでも99万9,999枚も発行されているので、意外と見つかるかもしれない。同様に「ZZ券」にもプレミアが付くので探してみよう。ただし、ZZのあとに印刷された紙幣は「AA00000A」のように頭に2つ「AA」が付いているものがあるが、こちらは「AA券」ではないので勘違いしないでいただきたい。
なお、希少価値という意味では、裁断ミスで角に紙の切れ端がついている「福耳」や、透かしがズレている、印刷が一部欠けているといった「エラー紙幣」にも、かなりプレミアが付くので、お札を隅から隅までじっくり観察してみよう。