認知症薬「レカネマブ」保険適用する薬価は「体重50kgの人で年298万円見込み」と報道が出ました。
費用対効果ですが、第Ⅲ相治験、日本の疫学データ、介護実態調査などからQARYを用いたシミュレーションで、医療費+介護費等で194万〜468万の価値があると報告されています。 pic.twitter.com/PTcO46NrHI
— EARLの医学ツイート (@EARL_med_tw) December 13, 2023
医療現場からは「やめてくれ」という悲鳴が上がっています。
切実に、これはやめてくれ。
費用対効果が悪すぎることはもちろん、「アルツハイマー型認知症に対して処方しない理由」を家族から問われた時の医師側の返答が難しいことも問題点だ。… Obo8jMqm
— くず (@premiumrarara) December 13, 2023
レカネマブ、MRIと脳脊髄液orPET検査が必須となっており(そのための検査はまだ保険適応外)、処方に対して敷居は現状高く設定されていますが、甘くみてはいけません。
医者には「検査しなければならない」ではなく「処方とセットで検査もできる(検査代ゲット☆)」と考えるインセンティブがあります。 Bz7BgiS
— “辞める” (@kurashi_blues) December 13, 2023
エーザイは2030年度に、レカネマブで世界で1兆円の売上げを見込んでいます。
エーザイ、認知症薬レカネマブ「30年度に1兆円」 – 日本経済新聞 Yi0XRxE
— GRAIL (@GRAIL_NET) March 9, 2023
新薬の開発はいいことですが、その保険適用は別の問題。エーザイの売上げが日本で5000億円とすると、患者が負担するのは1割以下。つまり4500億円は健康保険の加入者の負担になります。余命いくばくもない後期高齢者のボケを半年遅らせることに、それだけの価値があるのでしょうか。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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