今季のプレミアリーグ4位に位置するチェルシー(イングランド1部)と、今季のブンデスリーガで首位を快走するバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)の2クラブで大型トレードが実施される可能性があるようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、チェルシーがバイエルン陣営で獲得に興味を持っているのはU-21フランス代表FWマティス・テル(19)だという。チェルシーは今季のブンデスリーガ7試合に出場しているものの、不発となっている同選手の状況についてバイエルンとコンタクトを取ったようだ。
その一方で、バイエルンがチェルシー陣営で獲得を希望しているのがフランス代表FWクリストファー・エンクンクだという。同選手は今季の公式戦28試合で13ゴール4アシストを記録しているが、プレミアリーグでは出場機会が限定されている。
そのため、バイエルンとチェルシーはトレードの可能性について最初の話し合いを行ったとのこと。ただ、バイエルンでの成功を望んでいるテルとライプツィヒ時代にブンデスリーガMVPに輝くなどドイツでの実績十分なエンクンクのトレードはまだ何も進んでいないようだ。
なお、ドイツ『スカイ・スポーツ』で記者を務めるフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、エンクンクはバイエルン移籍にゴーサインを出しているとのこと。移籍市場閉幕までにこの取引が完了するか疑問視されているほか、最終的にテルの決断に大きく依存するようだ。