アドリエウソン 写真:Getty Images

 大物センターバックの獲得が決定的であることが、第三者によって“フライング発表”された浦和レッズ。オリンピック・リヨンに元ブラジル代表DFアドリエウソンの獲得オファーを提示していたというが、ベルギー1部アンデルレヒトへの移籍が決定的だという。

 2024年12月、期限付き移籍期間満了によりブラジル1部ボタフォゴFRからリヨンへ復帰したアドリエウソンの去就を巡っては、フランスメディア『RMC』が1月2日に「彼はリヨンへ復帰も、将来についてまだ決断していない」「浦和やトラブゾンスポルなどと交渉中」と報じていた。

 また同選手の代理人は11日、トルコメディア『61saat』のインタビューで「(彼の去就は)まだ何も決まっていない」とコメント。記事では「アンデルレヒトが最有力候補」「トラブゾンスポルは条件面で個人合意」としながらも、「CSKAモスクワと浦和からもオファーが届いている。選手本人は11日に代理人が話し合った後、どのクラブへ移籍するか決める」などと綴られていた。

 しかしベルギーの移籍市場に詳しいサシャ・タヴォリエリ氏は13日に「アドリエウソンはアンデルレヒト移籍にむけて、今日ベルギーへ向かう。数日前、クラブ間合意に達していた。14日にメディカルチェックを受ける」とリポート。アンデルレヒトが浦和をはじめ複数クラブとの争奪戦を制したという。

 現在26歳の同選手は、身長182cmで右利きのセンターバック。2019年6月にU22ブラジル代表の一員として第47回トゥーロン国際大会に参戦し、MF旗手怜央(現セルティック)やMF田中碧(現リーズ・ユナイテッド)ら擁するU22日本代表との決勝戦でもベンチ入りした実績の持ち主。2024年1月以降はブラジル1部ボタフォゴとリヨンでプレーしており、同年12月に期限付き移籍期間満了でリヨンへ復帰していた。