第103回全国高校サッカー選手権大会決勝の流通経済大学付属柏(千葉県)対前橋育英(群馬県)は1月13日、国立競技場で開催。PK戦の末、前橋育英が7大会ぶり2回目の優勝を果たしたが、とある海外サッカー関係者がMF亀田歩夢(流経大柏)をはじめ同大会出場4選手に熱視線を送っている。
決勝戦では、流経大柏が前半12分に亀田のゴールで先制も、前橋育英も前半31分にMF柴野快仁のゴールで同点に。後半、延長戦と一進一退の攻防が繰り広げられると、PK戦でも10人目までもつれ込む長丁場に。前橋育英はGK藤原優希が10人目のシュートをセーブすると、10人目のキッカーである柴野がゴールネットを揺らし、見事タイトルを勝ち取った。
決勝戦をはじめ熱戦が繰り広げられた今大会には、セルビア2部FKヤヴォル・イヴァニツァの元スカウトであり、2024年10月から韓国系エージェント会社『L&K』のチーフスカウトを務めるマーク氏も関心を寄せていた模様。
同氏は決勝戦終了直後、Xで「MF白井誠也(前橋育英)、FW三鴨奏太(堀越)、亀田は本当に良かった。だが大会MVPはFWオノノジュ慶吏(前橋育英)」と投稿。堀越(東京都A)が準々決勝で前橋育英に敗れたとはいえ、5ゴールと大会得点王に輝いた三鴨も高く評価している。
なおマーク氏が“MVP級”と評したオノノジュ慶吏は、ナイジェリア人の父を持つハーフ。今大会は4ゴールを挙げたが、報道によると卒業後は慶応大学法学部へ進学する予定だという。