韓国代表GKソン・ボムグンは、2024シーズン終了後に湘南ベルマーレから1部・全北現代へ完全移籍。古巣復帰の目的が代表復帰だと報じられているほか、本人はJ1リーグで成功した理由に全北での活躍を挙げている。
現在27歳のソン・ボムグンは、韓国代表の一員として東京五輪やカタールW杯に参戦。プロデビューから5シーズンにわたり全北で在籍し、正守護神として活躍した後、2022年12月に湘南へ完全移籍している。
湘南では2023シーズンのJ1リーグで24試合に出場するなど、一時はレギュラーに定着。しかし2024シーズンはGK上福元直人にポジションを奪われ、20試合の出場に。8月17日のJ1第27節・柏レイソル戦を最後に、リーグ戦での出番が無かった。
全北へ復帰したソン・ボムグンについては、韓国紙『東亜日報』が2024年12月27日に「彼は韓国代表復帰への思いが強い。9月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選ではメンバー入りも、10月以降は招集外に。つねに代表チームでのプレーを意識しているなか、所属クラブで多くの出場時間を確保するために韓国復帰を選択した」と、復帰の理由を伝えていた。
また12日に『スポーツ朝鮮』で掲載された記事によると、本人は「Jリーグで良い経験をして成功できたのは、ひとりの選手として成長させてくれた全北のおかげ。全北の街の歓喜がつねに懐かしかったし、再びその歓喜を聞くことができると思っていた」などと、Jリーグ移籍前や湘南時代を振り返ったという。
なお全北は韓国代表GKキム・ジュンホンをMLS(メジャーリーグサッカー)所属のDCユナイテッドへ放出。ソン・ボムグンが古巣クラブでコンスタントにプレーする可能性は高いとみられる。