ルーカス・ポドルスキ 写真:Getty Images

 ポーランド1部グールニク・ザブジェ所属の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは、古巣であるヴィッセル神戸とザブジェのパートナーシップ契約締結に貢献。日本人選手のザブジェ移籍交渉にあたっている可能性も報じられる一方、ポーランドでは批判の的に。同国内の親善試合におけるラフプレーが発端だという。

 同選手はポーランド1部リーグ中断期間の1月上旬、インドアサッカー大会『SPODEK SUPER CUP』に参戦。3部所属クラブとの一戦で、足裏を見せるスライディングタックルで相手選手を倒すと、主審からイエローカードを提示された。

 このシーンは1分程度の動画によりXで拡散。ネット上で「ポドルスキのプレー酷い」「相手選手が怪我する」「ファウル後にイライラしているのはおかしい」などと、ポドルスキへの批判が相次いでいるほか、現地メディア『Weszlo』は「ポドルスキはファウル直後、相手選手に下品な言葉を浴びせた」「相手選手の選手生命が終わる、もしくは数か月間にわたりプレーできなくなってもおかしくない」などと伝えている。

 ポーランドで批判を浴びているポドルスキだが、日本サッカー界の発展には大きく貢献。2024年12月に来日し、ザブジェの一員として神戸とのパートナーシップ契約締結式に出席したことで反響を呼んでいた。

 また『Przeglod Sportowy』は1月10日に「ポドルスキはすでに編成面で非公式の活動を続けている」とした上で、「彼は最近、とある日本人選手とザブジェ移籍の可能性について話し合っている。神戸とパートナーシップ契約を締結したが、この方面からザブジェに引き抜く可能性について議論した。このパートナーシップ契約内容には両クラブ所属選手の移籍が盛り込まれている」とリポート。日本人選手の海外移籍を後押ししているという。