iPhoneだけが対応していてもダメ! Wi-Fiルータの対応規格も重要

ここまで、iPhoneがどのWi-Fi規格に対応しているのか? そもそもWi-Fi規格が新しいとどのくらい速度が違うのか? について解説しました。

もちろん、最新Wi-Fi規格に対応したiPhoneのほうがいいに決まっているんですが、たとえば、Wi-Fi 7に対応するiPhone 16を購入したからと言って、それだけでWi-Fiの速度がすぐに速くなるわけではありません。

当然のことですが、Wi-Fiルータのほうも「Wi-Fi 7」規格に対応している必要があります。とはいえ、Wi-Fi 7対応ルータは発売されたばかりで非常に高価ですし、そもそも、自宅や会社の光回線が10Gbps以上の契約でないと速度は期待できません。というわけで、Wi-Fi 7はまだ普及していないので、現状では、ことさらWi-Fiの最新規格に固執することもないでしょう。

iPhoneのWi-Fi規格は機種ごとに違うって知ってた? 古いiPhoneだとWi-Fi速度も遅い?
(画像=こちらはWi-Fi 7対応のバッファロー「WXR18000BE10P」です。Amazonでの販売価格は6万4,980円とかなり高価です(24年11月現在)(画像はバッファロー公式サイトより引用)、『オトナライフ』より 引用)

まとめ

いかがでしょうか? 今回はiPhoneがどのWi-Fi規格に対応しているのか、モデルごとで比較してみました。とにかく、Wi-Fi規格は分かりにくいので、これを機会に、ザックリWi-Fi規格がどうなっているのか覚えておくといいでしょう。

ちなみに、Wi-Fiは下位互換なので、もしWi-Fi 7に対応する機器なら基本的にWi-Fi 6やWi-Fi 5といった古い規格にも対応しています。したがって、iPhone 16ユーザーの場合は、自宅や会社がWi-Fi 7に対応していなくても、Wi-Fi 6(6E)、Wi-Fi 5などで接続できます。逆に、iPhone Xや8ユーザーは、会社や自宅がWi-Fi 7対応ルータであってもWi-Fi 5規格で接続することが可能ですので、安心してください。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

文・すずきあきら/提供元・オトナライフ

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