ゴンサロ・イナシオ 写真:Getty Images

 シーズン途中にエリック・テン・ハグ前監督を解任してスポルティングCP(ポルトガル1部)からルベン・アモリム監督を引き抜いたマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)だが、プレミアリーグでの順位は13位となっており、優勝争いからははやくも脱落となった。

 ポルトガル『ア・ボラ』によれば、脆い守備を改善するためにユナイテッドはアモリム監督の教え子であるスポルティングのポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオ(23)の獲得に興味を持っているとのこと。リバプール(イングランド1部)からの関心も浮上している同選手について代理人であるミゲル・ピニョ氏とコンタクトを取ったという。

 ピニョ氏はユナイテッドの主将であるポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスと同じだという。同氏は良好な関係を築いているユナイテッドと会談するべく、今週初めにイギリスに滞在していた模様。ただ、この移籍オペレーションが実現するかはまだ不透明のようだ。

 そして、ユナイテッドはポルトガル代表DFを4000万ユーロ(約64億6000万円)の買い取り義務が付随したレンタルで獲得する準備を整えているとのこと。同選手はプレミアリーグでプレーすること、アモリム監督と再会できることを魅力的に感じる可能性があるようだ。

 スポルティング下部組織出身のイナシオは2020年にトップチーム昇格。ビルドアップ能力の高さや対人守備の高さを武器に今季はここまで公式戦20試合に出場して3ゴール3アシストを記録しているが、昨年12月中旬以降は欠場している。