古橋亨梧 写真:Getty Images

 MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)は1月8日、アトランタ・ユナイテッドがスコットランド1部セルティックから日本代表FW古橋亨梧を獲得したとアナウンス。サガン鳥栖からアトランタへ完全移籍のFW富樫敬真と勘違いしたと謝罪しているが、スコットランドでは誤報後の古橋本人の様子が話題になっているようだ。

 MLSの公式サイトでは、8日午後に「アトランタ・ユナイテッドはセルティックから古橋を特別指定選手として獲得した」という内容の記事をリリースも、掲載直後に削除。フライング発表の可能性が指摘されたが、MLSは9日に「異なる選手がMLSクラブと契約と記載した記事を誤って掲載した」「記事は直ちに削除され、訂正された。MLSは影響を受けた関係者に心から謝罪する」と声明を発表している。

 一方、古橋本人は誤報当日に行われたリーグ戦で途中出場。チームメイトのFW旗手怜央とFW前田大然がゴールを決めたかたわら、ノーゴールという結果に終わっていたが、誤報後の11日に行われた試合ではスタメン出場で2ゴールと結果を残した。

 ただ英紙『デイリーメール』は12日、古橋の様子について「ロス・カウンティ戦で2ゴールを決めた後、落胆しているように見えた」と指摘。移籍報道が飛び交うなか、セルティックの主将であるMFカラム・マグレガーは「クラブはできる限り彼を引き留めたいと考えているはず。彼は我々にとって非常に重要な選手。ロス・カウンティ戦のような厳しい試合では違いを生み出すことができる」などと、日本人ストライカーが残留する可能性を強調したという。

 2025年1月20日に30歳の誕生日を迎える古橋は、2024/25シーズンのスコットランド1部リーグ戦22試合の出場で10ゴール3アシストを挙げるも、2024年12月以降は10試合中5試合でベンチスタート。FWアダム・イダとポジション争いを繰り広げているが、シーズン後半戦もセルティックでプレーすることになるのだろうか。