ダワン 写真:Getty Images

 ガンバ大阪は1月12日、ブラジル人MFダワンが海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱したと公式発表。中国国内の複数クラブが同選手に関心を寄せているが、高額年俸・移籍金がネックだという。

 中国メディア『新浪』は12日、中国メディア関係者の話として「ダワンは中国1部リーグの複数クラブが興味を示しているトップレベルのミッドフィルダーだ」とリポート。ただ移籍金200万ドル(約3億1500万円)、税引き後の年俸が100万ドル(約1億5700万円)と高額であるため、すでに複数クラブが同選手の獲得を断念したとのこと。記事では「ダワンの年俸を払えるのは、上海海港、北京国安、浙江、雲南玉昆などに限られる」と綴られている。

 ただ一方で、『新浪』は「山東泰山は新たに外国籍選手2名の獲得を決めた。順調にいけば、2人は翌週にもキャンプ地の上海でチームに合流する」と報道。獲得を決めた2選手のうち、ひとりが守備的ミッドフィルダーであることを明かした上で「中盤のリズムをコントロールし、パスをインターセプトし、前線と後方の間に入ってスムーズなトランジションをする」とプレースタイルを説明。これを受けて、日本では山東の獲得する守備的MFがダワンである可能性を指摘する声が挙がっている。

 ダワンは2022年1月、ブラジルのSCサンタ・リタからG大阪へ期限付き移籍。完全移籍移行1年目の2023シーズンにJ1リーグ戦33試合の出場で6ゴールをマーク。2024シーズンもリーグ戦ほぼ全試合でプレーするなど、G大阪の中盤を支えていた。