ドナルド・トランプ次期大統領は、米ニュージャージー州で目撃されている謎のドローンについて、政府が「すべてを知っている」と発言し、近日中に真相を明らかにすることを約束した。これらのドローンは、東海岸全域で確認されており、空港や軍用飛行場の閉鎖を余儀なくさせたとして問題視されている。

 トランプ氏は、ベドミンスターにある自身が所有するゴルフ場の上空でもこれらのドローンを目撃したと述べている。

 フロリダ州パームビーチにあるマー・ア・ラゴ・リゾートで行われた記者会見で、1月21日、大統領就任の翌日に真相を公表すると発言した。

「政府と軍はすべてを把握している」

 トランプ氏は、バイデン政権がこの問題に関して何も明らかにしていないことを批判し、「ドローンに関する事実を伝えないのは馬鹿げている」と語った。また、ニュージャージー州だけでなく、バージニア州でも同様のドローンが目撃されていることを指摘した。

 トランプ氏は、これらのドローンの多くが米軍施設や住宅地の上空で目撃されており、その背後に連邦政府が関与していると主張している。

「軍はドローンがどこから飛び立ち、どこに向かったかを把握している。もしそれがガレージから出発したなら、その場所を特定して突入することも可能だ」と述べ、軍と政府がこの問題を完全に掌握していることを強調した。

 さらに、これまで真相が明かされていない理由について、トランプ氏は「軍も大統領もこの事実を知っているが、なぜか引き延ばし、真相を伏せている」と批判した。