ネイマール 写真:Getty Images

 ブラジル代表のエースでサウジアラビアのアル・ヒラルに所属するFWネイマールが、アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表のキャプテンFWリオネル・メッシや元ウルグアイ代表FWルイス・スアレスとの、スペインの強豪バルセロナ時代以来の再共演について語ったことが話題をよんでいる。

 1月7日に報道されたCNNのインタビューで、ネイマールは「再び一緒にプレーできるなら信じられないほど素晴らしい」と述べ、“MSN”トリオの再結成に期待を寄せる発言をした。この発言を受け、マイアミでの共演の可能性がさまざまなメディアで噂され始めた。

 こうした中、マイアミのハビエル・マスチェラーノ監督は、1月9日にネイマール獲得の可能性について言及。サラリーキャップ規則が厳しいMLSでは現実的に難しいと述べた。マスチェラーノ監督は「ネイマールは素晴らしい選手だが、MLSの規則を考えると、現時点では彼を迎えるのは不可能だ」と強調し、噂を否定した。

 バルセロナ時代にメッシ、スアレス、ネイマールが形成した“MSN”トリオは、2015年の三冠達成に貢献し、サッカー史に残る攻撃陣として称賛され続けている。

 現在、ネイマールはサウジ・プロフェッショナルリーグでプレーしているが、2023年にフランスの名門パリ・サンジェルマン(PSG)から移籍した後は怪我に悩まされ続けている。アル・ヒラルではわずか7試合の出場にとどまっていて、高額な給料に見合わない選手として、欧州滞在時と同様にサウジアラビアでも批判を浴びている。