アレクサンダー・ショルツ(浦和レッズ在籍時) 写真:Getty Images

 かつて浦和レッズでプレーしていたアル・ワクラSC所属の元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツは、1月11日に行われたカタール1部リーグ戦で退場。プロキャリア通じて2枚目のレッドカードを提示されただけに、同選手のパフォーマンス等を巡り様々な意見が湧き起こっている。

 現在32歳の同選手は、2021年夏にデンマーク1部FCミッティランから浦和へ完全移籍。DFマリウス・ホイブラーテンとの強固なセンターバックコンビにより、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルに貢献。2024シーズンも副キャプテンを任されたが、シーズン途中でアル・ワクラSCへ完全移籍した。

 2024/25シーズンの公式戦ほぼ全試合でスタメン出場ということもあり、いまだに浦和復帰論が止まないショルツ。ただ11日開催のカタール1部リーグ第12節では、前半21分にイエローカードを貰うと、同アディショナルタイムの45+2分には相手のカウンターを阻止しようと、敵陣でボール奪取を試みたが、自身の左足が相手選手の脛付近に接触。主審が2枚目のイエローカードを提示すると、同選手はロッカールームへ引き揚げた。

 このファウルのシーンは、カタールメディア『Alkass』の公式Xアカウントでおよそ80秒間の動画によりアップされているが、浦和サポーターをはじめ日本のサッカーファンからも関心が。KSCロケレン在籍時の2014年10月26日以来、およそ10年ぶりの退場ということもあり、「ショルツでも退場するんだ…」「珍しい」という声が挙がっている。

 一方、今回の退場劇をはじめカタールでのパフォーアンスをもとに、ショルツの浦和復帰待望論に対して「浦和時代よりもパフォーマンス落ちている」「ショルツ放出のタイミングは正解だったのでは?」「今復帰しても、安定感はないと思う」などと異論も。カタール移籍前後のプレーの比較が盛んになっているだけに、Xでは「ショルツ」がトレンド入りしている。