今季のセリエAで首位に立つナポリ(イタリア1部)を率いるアントニオ・コンテ監督が、退団の可能性が取り沙汰されているジョージア代表FWクビチャ・クワラツヘリア(23)の現状について説明した。
初年度からチームの主軸としてクラブのスクデット獲得に貢献し、リーグMVPにも輝いたクワラツヘリア。しかし、ナポリ退団を望んでいると報じられていることからパリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)やリバプール(イングランド1部)などからの関心が浮上している。
『ESPN』によれば、この現状についてコンテ監督は12日に行われるセリエA第20節のベローナ戦を前にした記者会見で「私は不快な質問から逃げたことがない。話す時は真実を話すが、そうでなければ沈黙をしたい。私は嘘をつかない」と前置きをしつつ、エースであるクワラツヘリアの退団希望を認めた。
「私たちは前進しているが、私が必要不可欠だと考えていた選手たちを残留させるために私がしなければいけなかった仕事を忘れがちだ。多くの選手が他の道を望んでいた。彼は言葉を濁すことなく、クラブからの退団希望を認めた」
「個人的には非常に残念に思っている。私は6カ月間、彼をプロジェクトの中心だと感じさせるように努力したし、彼と一緒に仕事をして私たちが素晴らしいことをできるということを彼に示した。また6カ月間クラブと一緒に契約更新に取り組んだ。私から見れば、とても残念なことだ。私は一歩引かなければならない。退団希望者を鎖で縛っておくわけにはいかない」